鉄道開業150年
駅弁は歴史に磨かれた
日本固有の鉄道食文化。
1872年10月14日、鉄道開業。13年後の1885年7月16日、宇都宮駅に駅弁登場。
黒ゴマをまぶした梅干し入りおにぎり2個、たくあん2切れ、竹の皮に包んで5銭。
その4年後(1889年)には二段重ねの幕の内弁当が発売(姫路駅)。
明治30年代(1897年~)には早くも、鯛めし・鮎ずし・あなごめしなど、
その土地の特産を取り入れた、現在主流となる「ご当地駅弁」がお目見えしています。
以後こんにちまで、駅弁と鉄道は長い旅路をともに走り続けてきました。
「乗客の皆さまに、安全でおいしいもの、めずらしい食材や献立をお届けしたい」
日本人の「やさしさ」「こまやかさ」「親切心」が生み出した駅弁文化は、
多彩さ、創意工夫、定番化と商品開発、全国規模などにおいて世界に類を見ません。
日本固有の鉄道食文化として駅弁はこれからも歴史を刻み続けます。
